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ちぃです!!!🐾
S&P500高配当な銘柄をメインに組み込む「グローバルX社」のQDIVこと、『Global X S&P 500 Quality Dividend ETF』について考察していきます。
*このページをご覧になるには、約4分のお時間がかかります。*
詳しくは以前作成した記事『ETFってなに???』をご覧ください!!
QDIVについて
正式名称は、グローバルX S&P500クオリティ ディビデンド ETFです。Global X S&P500 Quality Dividend ETFは、グローバルX社が提供するETFの一つです。米国のS&P 500指数の銘柄から、特に高配当で質の高い企業に重点を置いて厳選されたポートフォリオを組みます。S&P500指数の中で定められた基準に基づいて、安定した配当性向、収益性、財務の健全性などの要素に優れた企業を選定しています。
Global Xは、ニューヨークに本社を置くグローバルな投資顧問会社です。主にテーマ型の上場投資信託を運営しています。
設定日
上場開始日は2018年7月です。5年が経過しようとしています。基準価額については設定来騰落率が-26.44%~+33.09%となります。
純資産額
純資産額は103億6,720万円となります。(2023年6月現在)高配当ETFの中では純資産額としては少ない部類となり、投資対象として評価が低いのではないかと考えられます。
主な指数
S&P500銘柄のうち、特殊なフィルタで厳選された銘柄をポートフォリオに組み込みます。
★S&P500銘柄で時価総額61億ドルで年間浮動株売買回転率1以上の銘柄を厳選。
・企業の質が高い銘柄を200銘柄厳選
(ROE、アクルーアル比率、財務レバレッジ比率からランク付け)
・配当利回りが上位200銘柄
その両方を兼ね備えた銘柄を上位から選択してポートフォリオに組み込む、という妙味のあるポートフォリオとなるため、ROEは17.3%と高くなります。
毎月分配型で年利回り3.27%と高配当になってます。経費率は0.20%と安価な種類となります。
QDIVのポートフォリオTOP.10
組込比率第1位は『ヒューレット・パッカード・エンタープライズ』です。ご存知パソコンで有名な企業です。ハイパフォーマンスコンピュータ、AI、ストレージ、インテリジェントエッジ、金融サービス、企業投資などが主な事業となります。直近1年のチャートでは高値を更新しているような優秀な企業です。
組込比率第2位は『ビアトリス』という製薬会社です。非感染性と感染性両方の疾患を対象としたさまざまな主要治療薬分野で、患者向けの医薬品を製造する。世界各地で事業を展開しています。直近配当利回りは4.67%と高配当の企業です。直近1年のチャートでは2022年9月につけた底値から順調に回復し始めている印象です。
組込率第3位は『アドバンス・オート・パーツ』という北米の自動車関連についてアフターマーケットパーツを提供する会社です。自動車部品や交換部品、オイル、液体潤滑油、排気システム、燃料システム、エンジン関係の部品、イグニッションなどの電装部品、冷暖房装置、工具などを販売しています。直近1年間のチャートでは安値を更新し続けており、反発の兆し待ちとなっています。
リバランスと銘柄入れ替え
6月と12月の年2回となります。適格外となってしまった銘柄を除外し、新たに該当する質の高い銘柄をポートフォリオに組み込む銘柄入れ替えを年2回実施します。
リバランスとは、ポートフォリオ内の資産配分を定期的に調整するプロセスのことを指します。
セクター別ポートフォリオ
上記は2023年6月現在の状況ですが、銘柄の選定が特殊なため入れ替えの激しいポートフォリオとなってます。セクター別こそ大きな変化はありませんが組み込んでいる銘柄については定期的に確認することをオススメします。
QDIVのパフォーマンス
設定来における株価の推移です。基準価額は騰落率が-26.44%~+33.09%となってます。
配当利回り3.27%を誇り、高い配当分配を維持しています。
おすすめ度
*ご覧いただきありがとうございました!!*
いかがでしたでしょうか。銘柄選定に特徴があり、大型株を寄せ集めたETFという銘柄ではないため、ボラティリティは高い部類であると言えます。キャピタルゲインを狙いながら高配当を得る手段として魅力的だと思います。個人的には『この銘柄を何でこのタイミングで持っているんだろ???』と不思議に思う銘柄もあるのですが、運用会社のプロが選んでいる銘柄なので良しとして、、、面白いETFなので様子見しながら時期を見て、長期目線で保有したいなと感じる銘柄です。